五右衛門ロック
2008年8月20日(水) 大阪厚生年金大ホール
真砂のお竜:松雪泰子
カルマ王子:森山未來
岩倉左門字:江口洋介
ペドロ・モッカ:川平慈英
シュザク夫人:濱田マリ
ボノー将軍:橋本じゅん
インガ:高田聖子
ガモー将軍:粟根まこと
クガイ:北大路欣也
作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
作詞:森雪之丞
美術:堀尾幸男
照明:原田 保
衣裳:小峰リリー
音楽:岡崎 司
振付:川崎悦子
殺陣指導:田尻茂一/川原正嗣/前田 悟
音楽部:右近健一
歌唱指導:伊藤和美
企画・製作:劇団☆新感線/ヴィレッヂ
おきのカモメに尋ねてみれば、あれに見えるは海の果て、神秘のお宝《月生石》、山ほど眠るタタラ島。いいや、そいつはおらのもんだと、海路はるばる敷島の、大和の国からやってきた、女泣かせの男前。
らりるれロックのリズムに乗せて、おっとてめえは三条河原。
釜茹でされた大悪党、石川五右衛門じゃあねえか?!
はまの真砂は尽きるとも世に尽きねえのは女の欲。
五右衛門盗んだお宝を、独り占めしようと企むは、性根は悪いがイイ女。
その名も艶な、真砂のお竜。
ごよう!御用!と五右衛門を、十手片手にしろたへの、波を蹴立てて追ってきた、
頑固一徹のお役人、姓は岩倉、名は左門字。
えにも描けねぇ南国の、トロピカルな景色のその裏で、愛と憎悪の愚かな戦。
もうけのためなら心も売ると、くるくる回る武器商人、ペドロ・モッカの口車。
バラバの国の大将軍、ボノー&恋女房週ザック、
復讐誓う優男、カルマ王子を押し立てて、狙うはタタラの王の首。
んなこたぁさせじと迎え撃つ、ガモー将軍守りしは、
女が惚れて男も惚れる、この島一の男伊達、タタラの英雄、クガイ大王。
だましだまされ五右衛門が、クガイの手に落ち地獄穴、闇の中で出逢いしは、
女だてらに穴掘り隊長、その名はインガ。
女の顔見て、五右衛門が「お、お、おめえは…!」と驚いた!
ぜったい絶命、危機一髪。めぐりめぐった因果の糸、たぐりたぐって男と女。
はたして《月生石》の秘密斗は?謎の男、クガイの正体とは?
そして五右衛門とお竜、アブねえ恋の行方とは!?
始まったときはなんとなくちょっとタルくてボーっとしてたんですが、だんだんと引き込まれていきました。
北大路さんの存在感、森山くんの動きっぷり、江口さんの歌いっぷり、久々にめっちゃ主役なふるちん。
そして、高田聖子さんの歌いっぷり。濱田マリさんと橋本じゅんさんのオモロイ夫婦っぷり。川平さんの踊りっぷり。
楽しかった。
ザ・中島かずきって感じのお話だったけど、それはもうお約束って感じで。
どのキャラも立っててステキでした。