みんな昔はリーだった。
板尾創路・池田成志、とこの2人の名前が並んだならば、行かねばならぬ…と「みんな昔はリーだった」というお芝居を見に行きました。
時は70年代前半。ブルース・リーの映画がやってきて、男の子がみんなヌンチャクを振り回し、ジークンドーきどりだった頃、中学生だった男子4人のお話。
中坊男子の子供っぽい感じと、子供ゆえに非道いことをさらっとやってのけちゃう感じと、大人になってその頃を振り返って、なんであんなことやっちゃったのかなあって思う感じが、とても伝わってくる舞台でした。
現在と過去との場面転換とか、語りでお話が進むので語り手のバトンタッチとか、演出もおもしろくて、掘り出しものでした。
役者目当てだったので、乗りきれなかったらどうしようって思ってたんですよ。
お芝居って、いくら役者さん好きでも入れないお話ってあるので、それだったらどうしようって。
最初はどーかなーって思いつつ見てたら、どんどん話に入れたので、よかった。いやーよかった。
そして、ナルシーですよ。
ホントに池田成志がステキなのですよ。動きといい、セリフといい、ホントに達者なのです。
有頂天ホテルのときはオイリーさんとして廊下で踊り、オジョーさんのライフカード初代CMでは急進派の猫田主任。←今のにも出てるかも
一人、九州弁でペラペラペラペラしゃべり通しの役だったんですが、ホントに上手い。
でもって、生板尾さん。
いやー、カッコイー。胡散臭くてステキー。
過去のヤンチャはアレでしたが、でもやっぱり板尾さんが好きなのだった。
ガキ使の板尾の嫁は反則やけどね。
で、実はこの舞台、ホリケンさんの初舞台だったのです。
東京公演を終えて、大阪、それも楽日だったので、大分慣れた感じだったです。でも、楽日ってことでカーテンコールで挨拶したんですがダメダメでした。ダメダメすぎて板尾さんに助けを求めていました。
紅一点は京野ことみさん。
ワタクシ、舞台の京野さんが大好きなのです。
去年、吉原御免状という舞台で花魁役をやってたのですがステキでした。
基本的に会話劇。
いや、生き生きとしたお話って書いてみたいもんだー!と思ったお芝居でした。