ユニコーンやら電気グルーヴやら筋肉少女帯やらSMAPやらお芝居やら

ABEDONさんの「pp at 旧グッゲンハイム邸」に行ってきた!

ABEDON】pp (ピアニシモ)
日時:2019.6.17(Mon.) OPEN 18:30/START 19:00
会場:【兵庫県】神戸 旧グッゲンハイム邸

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いやーーー!!好きでよかったー!!マエストロでした!!
リストなきソリストに続き、音楽実験室におじゃまさせていただいたパート2なppでした。
クラッシックとアンビエントとなんかの融合みたいな(笑) グッゲンハイム旧邸は気に入られたみたいで、神戸に買うのか?!と笑ってはりました。須磨から舞子は葉山ぽさがあるのでぜひ!!
究極「自然」に向かっていくのかしら。よくわからないけど涙が出てきた…とか、よくわからないけど苦しい…とか、よくわからないけど幸せ…とか、そういう域の音楽でした。

今回、お庭席で聴いてたので、暮れ行く空の下で聴く開店休業がとても心にしみました。
生活音の中の阿部さんの音楽。しかも生。
この上ない贅沢でした。

WAO!を初めて聞いて、勤労ツアーに行ったとき、阿部さんてこんなに安定して歌が上手かったっけ?!(すみません…)ってなったんです。
サクランボーでアベゴーの夕立ちを聴いたとき、阿部さんてこんなに声量あったっけ?!ってなりまして…。
今回の欲望を聴いて、こんなに情緒豊かに歌える人だったっけ?!ってなりました。
どんどんと進化されてる。すごい。
ユニコーンでのZEROも4つ打ちの打ち込みサウンドとロックバンドとの融合で新しいユニコーンを生みだしたり、ツインボーカルにして世界を広げたり。

あらためて、すごい人のファンになってしまった!!!と思いました。毎年ドキドキを更新して、最新が最高最強てすごい!!

朝起きて、食事をしてから向かったら意外と近くて早く着きすぎたので山上遊園でカーレーターに乗って、回る展望閣でコーヒーを飲んでから来たというMC。
「食事をして」っていう言い回しに「わー阿部さんだー!」となんとなく思ってしまったのでした。なんでか。
あと、手に持ってた指揮棒を床にに捨ててピアノを弾きだす阿部さんも阿部阿部しい阿部さんでした!←なんだそれ

両手を合わせて(指揮後の小沢征爾さんみたいに)何度もお辞儀をして、ありがとうね、ありがとうね、って言う阿部さんをあまり見たことがなかったので、ギュっときました。

以下、音楽を言葉でなど伝えられないので書き留めるのもおこがましいのですが、自分のそのときの感情の健忘録です。自分の記憶と他人の記憶からたどりました。

 

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ワタシはちょっとイロイロあって最後尾からの入場だったので、外で聴くことに。
係の人からカーテンも閉めちゃうので全然見えませんよ?と言われながらも「いえ!音さえ聞ければよいので!!」と外で飲みながらの鑑賞に。
中に入っても立ち見の後ろのほうだったので…。
贅沢にスピーカー独り占めでした。

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入ってきてすぐ、何か話してはったんですが聞き取れず。
波の音や環境音のような音が流れる中、ピアノが始まりました。

Beautiful Day
ときどき雨

♫明日は神戸に行こうぜってサラっと入れてくれてうれしかったです。
ピアノとモジュラーシンセと板さんで彩られる世界。

大丈夫ですか?寝てもいいですよ。小さい頃からクラッシックのコンサートに行ってたんですが、いい音楽では寝ててもいいと思ってたんで…そういうのをやろうかなと

外だったのでよくわからないんですけどピアノの弦をミュートしながら弾いてたんでしょうか?!トントン音もしたけど…
メトロノームのカチカチが時を刻んでるようなイメージ。

開店休業

まさかのアレンジ。外は夕景から夜に向かっていて、飛行機雲が光っていました。近くを通る電車の音と開店休業を聴きながら空を眺めてハイボールを飲むという贅沢。
開店休業て阿部ソロでずっと生き残ってきたユニコーン時代曲でそのときどきのアレンジがされてきました。ここにまた新しいアレンジが聞けてよかった!完全ヒモな曲から何やら悠々自適な人の曲に。
小さな虫も鳥も死んでた気がしますが…そうね、神戸かな?がうれしかった。

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不思議は不思議

Feel Cyberツアーでも風景が開かれていくような印象を受けたこの曲。
気持ちが上向きに開ける感じ。

休憩するか!10分休憩!

ここで初めて窓からが開けられワタクシたちの存在が明らかに(笑) 近くの席にいた友にびっくりされる。カーテンは開けるけどドアを開けると虫が入るからと閉められる。姿が拝めるだけで充分であります!
この窓が引き戸だったのが印象的でした。
この窓際にヨッシーさんがいらっしゃいました。
やっと中の様子が明らかに。

なにやら本を携えてやってきた阿部さん。その模様は…Santa Fe?!

インスピレーションをね!いいインスピレーションをね!(笑)

そう言いながらSanta Feを覗き込む阿部さん。ページからパラリとポストカードが落ちたりして。ヤフオクで落としたそうです。
線がいっぱい繋がってるモジュラーシンセを紹介してくれる阿部さん。

モジュラーシンセを鍵盤に繋いじゃうと思った通りの音が出るようになるけど繋がないと思ってもない音が出るからそれがいい

という阿部さんがとことん阿部さんらしく。

10年ごとにいろんなことを考えて、40代は『周りを幸せにする。バンドを作る』ユニコーンをカッコよく再結成させることに時間をかけていたんですけど。50代はどうしようかと模索してたら、阿部義晴としてABEDONとしてどこに向かうか考えたときに…人が理解できないようなことをやる。ただし、ひとりよがりじゃダメ。モジュラーシンセをロスの知りあいから取り寄せて没頭する時間を作って、コンサートをやりたいなと。今日は初めてなのでホントに楽しみにしてきました。

『人が理解できないようなことをやる。ただし、ひとりよがりじゃダメ』っていうの難しいけどとてもらしい言葉だった。なんかよくわからないけどすごい!とか、なんかよくわからないけど涙がポロリとするとか。わかんないけど感情が動くってことなのかしら。

ユニコーンのライブだけやってると、対人みたいなことが求められるので、ソロでは音楽家として人間としての自分がどこに向かってくのかという課程を見てもらえるとうれしいなと。どうですか?俺も何行ってんだかよくわからないんですけど(笑) よくわからないのがいんじゃないかと(笑)

上の楽屋に置いてあったオルガンを下ろしてもらった阿部さん。アベマリアを弾いてくれました。
いい音だよねぇ。
と言われながら森ノ中を…。インストで。

ふと、窓の外に客がいることを発見!
覗き見してすみませんなワタシたちに向かって「なに弾いてるか聞こえないだろー!」ってネコふんじゃったを弾きだす阿部さん。

すっごいいい曲だろ!うまいだろ!

や、スピーカーからライン取りのええ音が流れてます!!w
散々遊んだあと「大丈夫ですか?」とお客さんに聞く阿部さん。

「今回この線がいっぱいの状態で不思議でしょ?線を繋がないと音がでない。で、頭をこれにして。頭をモジャモジャにしたら、ウチのバンドのボーカルの人がもうね、これを使いなさいとかアレを使いなさいとかドライヤーはアレがいいとか、すごい言うんで、もうこんなめんどくさいことはやめようと。ホントうるさいんですけど…(笑)」

まさかの線繋がり!
手酌でシャンパンを飲み出す阿部さん。
グッズも線繋がりで作りたいと言ったらユッキが作ってくれたんだそう。

感謝ですね

モジュラーシンセの水琴窟みたいな音からの…

欲望

とても揺らいでいて、グッと引き込まれました。背を丸めて。訥々と。
儚さの中に強さがありました。

今日は本当に来てくれてありがとね。

モジュラーシンセとピアノと声。
声も楽器でした。
アンビエントというか即興的な音楽。
グノーのアベマリアが始まり、そこからまた自由な旋律へ。

Back Ground

湧き上がってくる音(衝動)をそのまま奏で歌っているような。そんな音楽。
よく見えなかったのですが、ミニ板さんが弦を担ってたのでしょうか。

主よ、人の望みの喜びよ

ピアノで奏でられる旋律。重なる打ち込みのリズム?
立ち上がり、右手にタクト、左手にWiiみたいなコントローラーを持って客席の真ん中に。
振り返って演奏を続ける楽器たちに指揮をする阿部さん。
音だけでなく光まで見えそうな光景。
オルガンとモジュラーシンセとリズムが一体となった音楽。
何が起こってんだかさっぱり変わらないんだけどすごい。何かわからないんだけどザワザワする。
爆音になった後、残響音の中、ピアノの前に。

白い虹

嵐が去った台風一過、明るくなった空に虹がかかったみたいな…曲が終わって阿部さんが立ち上がって両手合わせながらお辞儀して、何度もお辞儀して、ただただ拍手しか出来ず。
高揚してるんだけど言葉が出ず。「すごい」しか言えない病に。


アンコール

今日はありがとうございます。
今日は曲順を決めずにやったんですけど、どうなんですかね?大丈夫ですか?
ちょっと休憩していい?

と手酌でグイグイいく阿部さん。

みんな時間大丈夫?俺は泊まりだけどね(笑)

新しいことをしたいということでいろんな人が協力してくれて感謝してます。
このシステムを2ヶ月かけて組んだんで、気軽にピアノがあればできるように組んだんで…。
これをやっていきたいと。ご要望とあらばね。

50を越えるとミュージシャンも守りに入るんですが俺は逆を行くからね。誰もわからないところに行くからね。それじゃね?それがいいと思う。それで死んでいくんだよ(笑) まーいいじゃない、どうせ死ぬんだから。

死ななーいって言う人に「死なないの?そりゃよかった」と超塩な阿部さん。ホントに聴いたことないくらいに塩だった(笑)

東京にいると自分がどういう人間か分からなくなるから離れたという阿部さん。住む候補に鎌倉と神戸…須磨のあたりが出てたそう。
なんで?の声に

なんで?って!なんで?!どっちのなんで?こういうとこがあったら…月一でやってもいいよ。そうやって生きて行けたらいいよ。神戸にもう一軒買うのか?!(ひゅーー!な声)
やめて!(笑)来ますから!!
予想よりすごくよかったんで………だってよ?

とりとめない話に「大丈夫?もう100分すぎてる?ま、いっか(笑)」な阿部さん(笑)

神戸に泊まってたんですけど、朝起きて、食事をしてから向かったら意外と近くて早く着きすぎたので(山上遊園で)カーレーター乗って、回る展望閣でコーヒーを飲んで、おみくじ(コインを入れるとお言葉が出てくる古い喫茶店にあるアレだと思われます)を引いて…来たんですけど…いいとこだって言う(笑)
こういうことをやることがいいんじゃないかな…と。で、ひとつよろしくお願いしますね。

足踏みして拍子をとりながら

手拍子する?早くなるなよ!

ことば

最後はピアノを弾くのやめて手拍子だけにして「こりゃラクだ!」て言いながら、歌うのもやめてお客さんにメインを歌わせる阿部さん。なんと上パートをハモってくれたのでした。
阿部さんのハモりで歌えたという!!なんという体験!!

いいぞーサンキュー!(ドカドカ足踏みしながらジャンプ!)
ありがとーう!また会いに来てねー!
待ってるぜー!

 

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