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奈良国立博物館の文化財保存修理所特別公開に行ってきた!

去年末、Twitterに流れてきた「文化財保存修理所特別公開」募集のツイート…。これは!!と申し込んで行ってきました。
友と当たるかなあ…なんて言いながらハガキを出したら当たりました!!

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奈良国立博物館文化財保存修理所とは

www.narahaku.go.jp

修理所見学の前に、修理所の紹介と修理についての説明会がありました。

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彫刻室・金工室・木工室。装こう室。漆工室。があり、彫刻や掛け軸、漆工芸品などの国宝・重要文化財およびそれに準ずる価値を有する貴重な文化財の修理をされています。
説明の先生曰く「可逆性」をもった修理をされているそう。つまり将来再び修理をしたときに修理前の元の状態に戻せるような修理をするのだそうです。そのために化学物質など合成のものではなく、自然のもの、元々その作品に使われていた材料での修理をされていました。

もちろん現代の科学を利用した修理もされています。主に材質はなになのか、以前どこをどういう風に修理したのか、そういうことを調べるために現代の技術が使われていました。
掛け軸の絹を修復するときはその絹の現在の状態に劣化させた電子線劣化絹というのを使ったり、どこが欠けてるのかをスキャンして調べたり。

新しい技術は状態を調べることに使い、実際の修復は昔からの材料と技法で修理する。
現状保持修理を心掛けられていて、勝手に足さない引かないという修理をされていました。
元々は金ぴかだったはずだから金ぴかにしよう…とかいうのはしない(笑)
それを望まれてるお寺さんもあったんですけどねーと笑ってられました。

修復してご帰宅いただく。
撮影禁止なのは人間だって手術中の様子をガラス越しに見られたり写真とられたりするのはイヤでしょう。
などなど、お預かりした文化財に対する愛を感じました。

今回お預かりして調べたところ、ひじの先が別の仏像にくっついていたのを発見。無事右手が戻ってきた…という仏像もありました。

楽しかった!
年に一度公開して、その時期に合わせて博物館に修復した文化財を展示してるんだそう。
また来年来たいです!!

お昼はリニューアルした奈良観光センター隣接のカフェへ。
昼ワインしましたw

www.cafe-etranger.jp

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住んでるとかえって観光しないんですが、友と一緒だと調べてイロイロまわってみたり。

ランチの後、場所を変えて萬御菓子誂処 樫舎さんでお茶をしました。

お土産も買っちゃっいました。

今回はプラリと行ったのでいただけませんでしたが、次はカウンター席を予約して、目の前で「おなま」を作ってもらうコースにしたいです。

カウンター席 予約受付致します。 - 樫舎の手記|和菓子の樫舎[かしや]

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お土産に薯蕷饅頭と紅梅のおなま

よき奈良探索でした。

そうそう、仏像好きならこちらもオススメ。
修理でお預かりしたり、お寺の耐震工事などでお預かりした仏像も展示してるんですよって言われてました。
なら仏像館
施設案内 - なら仏像館|奈良国立博物館

博物館地下のカフェ。パンケーキがめちゃうまです!
カフェ・葉風泰夢
中国料理 桃谷樓|カフェ・葉風泰夢