ユニコーンやら電気グルーヴやら筋肉少女帯やらSMAPやらお芝居やら

北摂GOLD BLEND vol.3

6月20日(水)大阪・南堀江 knave

出演:ROLLY / 大槻ケンヂ / ウルフルケイスケ

友に教えてもらって知ったライブなのですが、この組み合わせ行かないでどうする!って行って参りました。

オープニングはオリジナル映像。

北摂コンビのケイスケさんとROLLYに対し、東京っこのオーケンが大阪に迷い込む…みたいな映像。

新世界でロケ。

串カツ、通天閣ビリケンさん…オーケンにとってはミラクルな世界。

大丈夫なのか?

不安を抱えつつ…オーケンはステージへ。

登場したオーケンは帽子なしでジャケットにTシャツ。

ケイスケさんはトレードマークのテンガロンハット。

ROLLYはTシャツに細いジーンズ。

3者3様でまずは20世紀少年のカバーから。

歌詞は和訳歌詞でした。

オーケン中心のボーカル、ROLLYがコーラス。

ギターはそれぞれがソロまわし。

まずはオーケンがトップバッター。

アコースティックギターをかき鳴らし、揉み鞠という曲を。

泣ける歌でした。後から調べると、これ、特撮の歌なのですね。

温泉宿になる古いマッサージチェアの揉み鞠がいろんな人間の肩や背中を揉む。

ただ揉み続ける。そんな歌でした。

温泉宿という言い方がとてもオーケンらしく、そして、かき鳴らし歌うその歌い方がとてもとてもオーケンらしかったです。

2曲目は「香菜、頭をよかしてあげよう」

ギター一本で歌い始めるオーケン

手拍子がはじまると、

待って待って待って!僕みたいな初心者は拍手が怖いんです。間奏あたりで自信がでたらお願いします!

そういって手拍子を止めるオーケン

ゆるゆると歌いながら、間奏で…大丈夫みたいです!

お客さんの手拍子再開。

この曲もアコギにあってました。

40を越えての手習いでギターを始めて、周りの人がイロイロ教えてくれて、で、今はギター弾くのが楽しくて楽しくてしょうがないんです、というオーケン

ギターを持ったら、ゆずみたいになれると思ったんです!

でも、どうやら僕はアングラだってコトに気付いて……明るめの曲を歌います!

友達のいない少女が一人で赤いチョウチョを追いかけたいたら沼に落ちて死んでしまうんです。お葬式に友達が来るんですがそんなに仲もよくもなく、でも、テレビとか来ちゃってるからって、あの子いい子だったとかって泣くんです。

それをレティクル座って星座の神様が見てて…

こりゃいかん!これはいかん!って、5100度の火の矢を放ち、あたりが炎に包まれる、そんな歌です!

明るめの曲って!

このノゾミカナエタマエがよかった。泣けた。

朗々と歌う感じがバンドとは違って、ドロっとした情感がこもってるというか…。

語りながら歌うその姿はちょっとシャンソンみたいだった。

ギターを持ったらゆずみたいになれると思ったんです!エレキに変えて明るい唄を歌います!!

…………死んで行く牛はモー。

うわーー!久々に聞いた!!!

アヴゥンギャルドなノイズギターで歌いあげるw

ラストの、死んで行く象はぱぉぉぉー!が泣ける!

ものすごくアングラな世界。

そんでもなんか引き込まれるのはオーケンの世界が好きだからなのかしら。

アコギに持ちかえ、Fly Me to The Moon(ヱヴァのエンディングですね)を和訳で。

最後は明るめの唄を!で、あのさぁ、を歌っておしまい。

オーケンエンケンさんになれると思いました。

やー、アングラでしたw

途中、ジャケットを脱いだら「BURBERRY BLACK LABEL」って、Tシャツにバーン!って書いてあって、

こんなアングラな感じでやってるのに、このバーバーリーブラックレーベル!!(どーだ!)みたいなのはないよねえ。

やー、脱いでからしまった!って思ったんだけど

って、照れ笑い。

その後もなんかあると「このバーバーリーブラックレーベルの名にかけて!!」ってネタにしてましたw

オーケンのあとはケイスケさん、ROLLYと続きました。

ケイスケさんのハッピーな歌。←曲名とか全然しらなくてすいません

ギターソロでお客さんが盛り上げると、気持ちよさそう。

ROLLYは顔でギターを弾く!とあまり歌わずに演奏中心。Rolandギターシンセ「GR-55」を駆使して、ギター一本なのに多彩なサウンド。

めっちゃ器用でステキだったんですけど、マニアックネタ多数でちょっとお客さんおいてけぼりw

3人のセッションが始まると、自由すぎるROLLY先輩に乗っかっていいのか突っ込んで止めるべきなのか迷うオーケンでした。

後半からずっと黒縁メガネオーケン。誰かに似てたw

ケーヤン先輩はやさしくてステキでした。

ROLLY先輩は自由でステキだった!ギターのアドリブは利くし、歌が上手いからハモったりコーラス入れたり大活躍。

そして、終わりに近づくにつれて自由になりまくりw

ネバーエンディング「また逢う日までで」、気付いたらもう22時40分。

盛りだくさんで楽しいライブでした。

オーケンの弾き語りヨカッタ。

ROLLY先輩の多才さがステキでした。

オーケンと声の相性がいいので、コーラスいれてもお互いの声が浮かないんですよねえ。さらーっとコーラスだったりハモリだったり歌ってて、ギターもサラっとアドリブ利かせてて、ホントステキでした。

そして、ライブがとてもハッピーだったのはケイスケさんの人柄もあるんだろうなあと思いました。

ちょっとオロっとしてる後輩を笑顔で見守りつつ、なかなかヤンチャな先輩を笑顔で見守りつつ、笑顔でギターを弾くケイスケさんがステキでした。

幸せな気持ちになった、ライブでした。