ユニコーンやら電気グルーヴやら筋肉少女帯やらSMAPやらお芝居やら

TALK LIKE SINGING 3

自分と入れ違いに公演を観に行ってた友が帰国したのでメールで語り合い。

そこで気付いた今回のTLS考。

帰ってきてイロイロ感想を読み漁ったのです。

いい感想もあれば、めっちゃ叩かれてる感想もありました。

日本語の演劇掲示板とかNYの人が集る(といわれてる)掲示板とか。

感想に関しては、英語の感想ばっかりを検索しました。

そこでB.E.P.を見つけたんですけどw

で、よく見かけたフレーズが「三谷でミュージカルと聞いて期待したのに、あんなのミュージカルじゃない!学芸会だ!」と「しょせんジャニ。ファンひきつれての公演で成功なんて!」と「カトリと組んだのはお金と宣伝のため」の3つ。まー毒づいた言い方すると「その3つしか言えんのか!」って気もしましたが。

ファンひきつれてってのはね、客層がそんなだったんで言いたい気持ちもわからなくもないです。自分も日本から行った一人だし。やっぱり「英語」部分は半分もわからないまま観たし。

カトリと組んだのはってのは、それだけじゃないやい!って思うけど、やっぱりスマってことでお金が出た部分はあると思う。それはビジネスの世界だしあると思う。そして、TBS資本だからこそ両さんが断り切れなかったのでは…と思ったりもします。←あれがなけりゃ5キロは軽いターロウだんんじゃと。タラレバですいません

でもね、三谷でミュージカルのくだりはね、これは宣伝の仕方がマズかったんじゃと。

ぶっちゃけ、ミュージカルというよりはオペレッタみたいなコメディ、ミュージカルっぽいコメディなんですもん。

歌とダンスは多いけど、どちらかというとストレートプレイだと思うんです。

歌とダンスはターロウがそうしないと語れないからそうなってるだけで。

それをミュージカルと銘打っちゃったら、三谷+ミュージカルって聞いて行った人たちはオケピ!とかを想像するなあと。全然違うんだもん。

ステージセットも違うし、音楽もいわゆるミュージカル音楽とは違う。あくまでもターロウの頭の中の音楽だから仰々しい感じとか歌い上げる感じはないんですもん。可愛くわかりやすいメロディなんですもん。

で、ここで思ったのがこのTLSってのは、タモさんがよく言ってる「突然歌い踊り出す」ミュージカルな人が実際に居たらどうなるのか?って話なんじゃないか?ということです。

そう思うと、ミュージカルとは対岸にある物語なんじゃと。

あと、主役が食われてるって感想もあったんですけど、主役はほぼダイソン先生ですよ。

対外的な都合でターロウ主役ですけど、これは懐かしいジュブナイル方式だと思います。

ターロウは患者でその患者を通して、ダイソン先生とニーモイ先生の心の変化を描いた作品なんじゃないかと。

ターロウは巻き込まれた人だと思いました。

主役然とできなかったいい訳なんじゃないの?とか突っ込まれたら、違うよ!と言いたいけど、そうも言われるかもしれないですけど。←gdgd

ターロウが話し始めるとまわりがつい一緒に歌って踊っちゃうから、歌とダンスが多いけど、これは実はストレートプレイなんだと思います。

ミュージカルと思って行ったら肩透かしなのはその辺が原因なんだと思います。

と、勝手な自分的結論。

時間が経つゴトにどんどんよくなってるらしいので、楽が楽しみですね。←観れないけど

いつもは演じては捨て演じては捨てしてるカトリさんが、演じて捨てて拾ってまた演じるの繰り返しを体験してるワケで、その体験による変化が今後観られるのかなあと思うと楽しみです。

自分のことをあまり知らない人がとりまく環境での1ヶ月もカトリさんにとっては大きいんじゃ。

ターロウブログのようなブログは多分、日本ではできないと思います。

そんなこんなで、とってもステキな1ヶ月+2ヶ月(稽古期間)だったのでは。

あらてめて、みたにんありがとう!ニイロさんジェイさん堀内さんありがとう!小西さんありがとう!

スタッフさんありがとーう!←ナトリ風味で