ユニコーンやら電気グルーヴやら筋肉少女帯やらSMAPやらお芝居やら

アフタースクール。

ずーっと見たかったアフタースクールを見ました。

超おもしろかったです。すっごいよかった。

まんまと騙されました。

パンフレットに監督さんが、大泉洋さんも堺雅人さんも佐々木蔵之介さんも3人とも「いい人にも見えるし悪い人にも見える」と書かれてて、まさにそれがキモだなあと納得。

すんごくよくできたシナリオで、なるほど、見終わった瞬間に見直したくなる映画でした。

超オススメ。

あー運命じゃない人も見なければw

大泉洋さんがこれまた上手い。

前半のお調子者の明るい洋さんから、バレてからの洋さんの変化がステキ。

カッコイイ(笑)

前半後半通して変わらないのは佐々木蔵之介さんなんだけど、すっごいデキ者と思いきや、中二病なんじゃないの?みたいな扱いに変わってくるあたり、これもまた上手い。

で、堺雅人さん。

いやもう、この役は堺さんじゃないと!っていうくらいにハマってました。

すっごいできそうでいてヌケてる役の堺さんって好きだなあ。ゴールデンボウルの芥川に通じるダメさっていうか…。今回の堺さんはキュートであります。

オセロみたいな映画ですよね。

あと10手くらいで終わりそうな盤面が黒一色から一気に白に代わって行く感じ。

最初のほうの手はいい加減に打ってそうでいて、3手くらいで一気にひっくり返せるように打たれてた感じでした。ものすごくスマートにひっくり返されました。

いやー、やられた。

佐々木さんと同じくらい本当にまんまと騙されたので、見終わったあとが清々しかったです。

アフタースクール。

彼らは彼女に出会って、中学の頃の放課後に戻ったんでしょうか。

放課後中捜して出会えなくて、やっと出会えた2人は幸せになれるといいなあ。

で、堺さんは妹と幸せになればいいんだよ!

手紙をもらったときの中学のときの木村くんの笑顔と今の木村くんの笑顔がとってもステキにリンクしてて、甘酸っぱい感じでした。

なんつーんでしょう、女子にはない男子の友情ってありますよね。

知りあいでも居たんですよ。自分が好きだった相手が友達と結婚した男子ってのが。

彼がその女子のことを好きだっていうのは、まわりも薄々わかってたんですが、でも、その男子同士の友情は続いてるっていう。

主要人物3人が、いい人にも悪い人にもちょっとした表情だけでスイッチできる実力を持ってるからこそのこの大どんでん返し。

監督の演出と脚本と、役者さんの力量と、スタッフさんの愛がステキでした。

いやー、いいもん見た。

ホントに「運命じゃない人」も見ないと!

ジャージの2人も見ないと!