ユニコーンやら電気グルーヴやら筋肉少女帯やらSMAPやらお芝居やら

あしたの、喜多善男。

昨日、喜多さんが終わってしまった。

とてもよかった。

派手さはない最終回だったけど、広げた風呂敷はちゃんと畳んで決着がつきました。

前回、喜多さんの中のダークサイドな部分のネガティブ善男と融合した喜多さん。やっと本来の喜多さんになって、自分と向き合ってからの結論。

生きていてもしょうがないと思い、11日後に死のうと決め、それまでの時を思い通りに過ごそうと思った喜多さん。

そんな喜多さんのよりどころは人生の中で唯一幸せだった、みずほとの結婚の思い出だけ。

思い出の中のやさしかったみずほに現実で拒絶され、いろんな人に利用され…。

自分なんかいなくても…ってなってた喜多さんが、関わる人達の人生を変えて、喜多さんに関わった人達が喜多さんに生きて欲しいと願うようになる展開がなんともよかったです。

人は「いいひと」部分だけでは成り立たず、ダークサイドな部分をもってこそなんだよって話のようにも思えました。欠点があるからこそ、欠点のある人が許せるんじゃないかと思います。

いなくなってもいい人間なんていない、って話のようにも思えました。

いいお話でした。

木曜日は鹿さんの最終回、日曜日は佐々木夫妻の最終回、そして、月曜日はお花屋さんの最終回です。

結局、ちゃんとドラマをドラマとして見てたのは喜多さんと鹿さん。

登場人物とストーリーががっつり噛みあってる感じ。多少の間延びはあったんですけど、なるほど!って感じ。

佐々木夫妻は登場人物の人格が破綻をきたし、お話もぐだぐだに。後半戦は後味も悪ーい感じのどんでん返しが続いて、最後どうなるよの?ってところで終わってます。ホントどうなるのか。

お花屋さんはもともと野島モノが苦手なので、キャラ萌えで見てる感じ。

共依存ってキーワードでやっと自分の中でしっくりきました(笑)

お話は部分部分はいい場面や言葉があるんだけど、木を見て森を見ない部分萌えが多く、最後はどう決着つけるんだろう、ってな感じです。

9話になって、舜ちゃんがだだーっといろんなことを説明してくれて伏線を回収してて、その回収の仕方はどうよ?と思いつつ、全く回収されてない伏線もあるのでそれはちゃんと回収されるのかと心配です。

なんで、美桜ちゃんは目の見えない人のふりをせねばならなかったのか、とか、英治の右手のピクピクはなんだったのよ、とか。

最終回に向かって、カトリさんがゲッソリ痩せてるので、そこは期待。

うまく無事に着地してくれますように…。