ユニコーンやら電気グルーヴやら筋肉少女帯やらSMAPやらお芝居やら

江戸漫遊記。日野本陣

さて、久々の江戸巡り。今回は盛りだくさん。

早朝、新宿に着き、車で友に拾ってもらい、一路、日野へ。

日野本陣(佐藤彦五郎さん宅)を見学しました。

立派な建物でした。彦五郎さんは歳さんのいとこであり兄弟である人。

現在建ってる建物の前の建物が火事で焼けたとき、そのどさくさに盗賊がやってきて、それを退治することができなかったことをきっかけに、自分の身は自分で守ろう!と天然理心流を習い始めたんだそうです。

当時、土方家は次男が継いでいたので、四男の歳三は目の不自由だった長男の為次郎さんを連れて、日野本陣によく来ていたのだそうです。

そこで、出稽古にきていた勝っちゃんと出会ったのでした。

本陣の説明おじさんから聞いた話でなるほどーーーー!と感心したのは、総司のお姉さんのみつさんの話。

多摩編でみつさんがなんで近藤家にずっといるのか不思議だったんですが、なんと、みつさんは近藤家の養子に入っていた時期があったそうです。

跡取りがいなかった沖田家に林太郎さんが養子に入ったのですが、総司が生まれたために話がややこしくなったのだそう。

本来なら実子が継ぐはずなのですが、それでは林太郎さんの立場がない…というわけで、みつさんと結婚して沖田家を継ぐことになったのだそう。

血はつながってないけど、名目上兄弟になってしまってる林太郎さんとみつさんだったので、みつさんを近藤家に養子に出して、息子の林太郎と結婚させて…ということにしたのでした。

一時期、お互い養子同士とはいえ、勝っちゃんとみつさんは兄弟、ということは総司もほぼ兄弟と一緒ってな感じで育ったんですね。

なんかねー、きゅーんってしましたよー。

だって、勝っちゃんは血はつながってないとはいえお姉さんに初恋(だったと思うんですが)。でも、みつさんは林太郎さんと結婚するために近藤家に来たわけだから、好きとは言えないじゃないですか!

きーーーーーー、せつねえ…_| ̄|○

と、おじさんの話にきゅーんってなる新選組!ヲタ3人(笑)

また、本陣の部屋の天井を直したのが当時大工だった鍬次郎。

侍だったのに女性問題で脱藩し、大工になって本陣にやってきた鍬次郎。出稽古などをやってるのに参加し、そこでスジがいいということで新選組に入ったのだそう。

をを。だから、あいつも縁故だって言われてたのか。

と、そんなこんなで、いろんな話に感心しつつ日野を後にして一路、風の丘ホームへ。