ユニコーンやら電気グルーヴやら筋肉少女帯やらSMAPやらお芝居やら

仙波清彦とはにわオールスターズ at 六本木EXシアター

幸せな空間でした。とても贅沢な音楽体験。
一流のみなさんがそれぞれのカラーは濁さず、だけど渾然一体となっている…。まとめられてる仙波さんと音をまとめあげたアレンジャーの3人とはみださずだけど埋もれずな楽器隊、ボーカル隊のみなさんの素晴らしき音楽ショーでした。まさにオールスターズ。
安藤正容さん、白井良明さん、三好“3吉”功郎さん、渡辺香津美さんのソロ回し&タッピングユニゾン伊東たけしさん、梅津和時さん、坂田 明さんのソロ回しがいっぺんに聴けたんです!
岩下の新生姜の社長さんスポンサードなパジャマ衣装と仙波先生の白衣とナースさん衣装。
ありがとうございます!!社長さん!!

和楽器と民謡のパワー、打楽器のパワー、歌のパワー、アレンジの妙。
こんだけいっぺんに和洋の太鼓、ドラム、パーカッションを聴けることなんてそうそうない。弦楽器も管楽器も和洋混合。同じ三味線、バイオリンでもカラーが違う異種混合。

そこにまたカラーの違うボーカリストの方々が現れるという大博覧会状態でした。

伊藤多喜雄さんのソーラン節。ソーラン節はロックなものだよ!とパワフルでした。
そこからの、相撲甚句(はにわ甚句)。途中からデーモン閣下登場。
閣下の相撲甚句、独唱のようでこういう節回しって自然と日本人の心に染みてくるもので、じーんとしてしまいました。
そこからの、悪魔が歌う魔王。シューベルトがお好きだそうです。
閣下のお衣装、パジャマがアレンジされてて、おおお!と思ったのですが、揃いの衣装があるとは知らず楽屋に入ったら置いてあったので急ぎ衣装に取り入れられたのだそうです。

未唯さんもさすがでした。
お着物はもちろん頭のお飾りも豪華でそれだけに姿勢がよくないとグラつきそうなのに、スラっとしたスマートな立ち姿。超変拍子な曲も歌いこなされててステキでした。

豪華なゲストボーカル陣のラストを飾るのが民阿部の二人。
出てきた瞬間、心臓がときめきすぎて止まりそすぎて寝ぐせ阿部さんの破壊力!!
奥田さんは頭にヘアクリップ?二つつけて登場。
周りはベテランの方々ばかりで、久々の若造風味。

始まった曲はまさかの大都会。
それもカラオケじゃない超ゴージャスバージョン!!
白井良明さんの泣きのギターソロ!
挙句、二人がガッツリ仕上げてきてたので、さらにバージョンアップしてました。
阿部さん、ワザと溜めすぎるの上手くなってた(笑)

民生ちゃん、前回は袖切ってかぶってたりしてたのに今回はしないのね、と仙波先生に言われる奥田さん。

(´ё`)なんでこの曲だったんてすか。去年、事務所のイベントで歌ったのを聴いたのかと思いましたよ。
仙波先生:二人が歌う曲は何がいいかってなったときに、アレンジの●●さんがこれでいっかてって持ってきたら「いいっすよ」って(笑)
(´.レ_`)この髪に呼ばれたんじゃない?
超笑顔で奥田さんのモジャをサスっとさすりあげる阿部さん。奥田さんの顔よ…。

もう一曲はお約束の大迷惑再び。
前回でたときやってたヤングマンの振りをやる阿部さんを見て、ああ!とうれしそうにやりはじめる奥田さん。幸せ空間。

お二人の後ははにわオールスターズによる楽曲。
歌姫である小川美潮さんの歌の神々しさよ…。
20数年前、あまり女性ボーカルモノを聞いてなかったのですが、SANDIIさんとおおたか静流さんと小川美潮さんは聴いていたのでした。

アンコール曲で浮かれて遠くまで出張する奥田くん。
仙波先生に「これ使っていいですか?」って聞いてからニワトリさんとブタさんのおもちゃを持ち出す阿部くん。
渡そうとしてキョロキョロする阿部くんを見つけて、視線飛ばしてアイコンタクトをとる奥田くん。ニワトリもらってご機嫌(笑)

遠くにいるお互いを見つけてアイコンタクトをとる民阿部に心撃ちぬかれ、寝癖阿部さんに魂を抜かれ復活したゾンビな人たちと打ち上げを。
次のツアーで何回ゾンビになればいいのか!!と震える人たち。

仙波先生はスカート女子がお好きで、でも年齢はあまり関係なくて、ちょっとセクハラ先生で…。すべてのメンバーを把握されてて、紹介もお見事でした。
看護師姿がみなベテラン婦長さんみたいだったり、パジャマ姿がベテラン患者さんになってたり。そんな出で立ちで楽屋で紙コップ持ってたら飲み物に見えなかったり(笑)だったそう。
そんな中では民阿部はまだまだ若造でした。

よい夢見られそう!と言いながら夜行バスに乗ったら、夢もみずに関西についていました。
弾丸ツアーでしたが行ってよかった!
なかなか若造な二人を見ることができない昨今、いいものみれました。
音楽って素晴らしい。若くても歳を重ねても、それぞれの音楽によさがありますよね。

 

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