ユニコーンやら電気グルーヴやら筋肉少女帯やらSMAPやらお芝居やら

明日の太陽。

何故明日の太陽を見ないのだろう。

ってセリフはなんとなくキム様の心情っぽい気もしたのは気のせいでしょうか。

鉄っちゃんは最後まで迷ったのかもしれないですね。

家庭と家族の狭間で揺れるっつーか。

自分が長となっての家庭と自分の家族ってちょっと存在が違うと思うのですよ。

ワタシは今まで、家族に自分の存在を全否定されたこともなければ、他人に全否定されたこともなく、のほほんと育ってきたので、鉄っちゃんが自殺しようと思うまでに思い詰めたその気持をあまり理解できてないのですが、なんとなく、すべてを失って、そして、一番愛して欲しかった人にまで否定されたその絶望はうっすらとわかるような気もします。←なんかちょっと矛盾してますけど

クリスマのアジオトでお話を書こうとしたとき、父親に虐待されまくったオットーという設定を作ったのですが、オットーが何故そんな仕打ちに耐えたのかという理由が「父親に嫌われたくなかった」というのにしたんですよね。耐えてればいつかは父親は自分を愛してくれると思った、というふうに。

誰だって、親に否定されたくないと思ったんですよ。

大介と銀ちゃんが鉄っちゃんを殺した。

家族が鉄っちゃんを追いつめたんでしょうか。

今までの描かれかたが描かれかただったので、ワタシも何故鉄っちゃんは明日の太陽を見ないことを選んだんだろう…と思ったんですが、自殺後の大介を見ると、鉄っちゃんの死が彼をまた家庭に引き戻すためのキッカケになったとすれば、救われるのかな…という気がしました。

なんにせよ、きっとキム様はこのラスト、自分の気持をあげていくのは大変だったんじゃないかなあと思いました。

お疲れさま。

将軍様もお疲れさま、そして、合掌(笑)

スの人たち全員、死に直面する役をやったんですけど、それぞれがそれぞれ違った立場での死でおもしろいですね。

おじちゃんの直江とキム様の鉄っちゃんは自殺。カトさんの谷口も梶浦プログラムとはいえ自殺かな。

生きたいと思ったけど病に倒れたのは、つよポンの秀雄先生と殿下の沢村先生。

勝っちゃんは斬首。これはちょっと異色ですね。

それぞれどんな気持で死を迎えたんでしょうか。ちょっと考えてしまいました。

あー、カトさんはまちがって射殺される本人(カトさん自身)役もあったなあ。