ユニコーンやら電気グルーヴやら筋肉少女帯やらSMAPやらお芝居やら

贋作・罪と罰。

見に行ってきました。生野田芝居初体験。

そして、玉砕。

難解でした。ついに難解芝居にブチ当たりましたよ、ワタクシ。

難解なので自分なりの解釈で己を納得させましたよ。

ううむ、難しい。

あらすじは語ろうとすると長いので、ここをご覧ください。

ttp://www.nodamap.com/02tsumitobatsu/gaiyou.htm

志ある殺人は許されるのか?という主題のお話。

罪と罰を読んだことないので、果たして贋作が理解できるのか…って話ですが、

ワタクシの出した結論は「罪は罪だと思うの」でした(笑)

志っつーのは結局のところ個人的な思想であり、その思想が正しいからこの殺人は正しいってところから、戦争は起こるものだと思うので、どんな理由があるにせよ、殺人は殺人よね、っていう。

幕末の時代にあまり興味なかったので、新選組のお陰でちょっと背景をかじることができたのですが、あの時代だって、どの目線で見るかによって、人の死の意味が変わってきちゃう。誰もが正しいと思って、人を殺めてる。

結果、勝てば官軍で幕府に殉じた人たちは哀しい末路を辿ってしまったりしてるわけです。

じゃ、倒幕に寝返った藩は非道いのかと言われれば、藩として領民を抱えてる以上、自分およびその領民を守るために寝返りざるをえなかったところもあるわけで…。

なんつーことを考えたお芝居でした。

ああ、古田新太はやっぱりステキだったですよ。

緩急の付け方が上手い。カッコよくておちゃめさんなんですよ。

飄々とした感じがカッコいい。はー。

松さんもよかった。あの人のいいところはすごく声が通ってセリフが聞きやすいところ。凛としたところ。

自分は正しいって言い切っちゃう役だったんですけどね、そういうのが似合うんですよ。HEROの雨宮もそーだったじゃないですか。

芝居は活舌が大切ねって思いました。

セリフが多い芝居だったんで、特にそう思いました。

12人の優しい日本人のときもそーでした。

なんかもう、わかろうとせず、流れてくるセリフを受け止めまくる芝居でしたよ。

英という自分は正しい!と言い切れる志を持った姉を持つ妹は自分に確固たる志がなく、お金が足りなくて困る姉を助けるために、と勝手に自分で理由をつけて、お金持ちと婚約するんです。それを姉の英に反対されるのですが、そのときに彼女が「名もなく写真に映る自分が志高い姉のために犠牲になって嫁に行く、それだけで自分は満足するんだ。自分が存在することに意味があるって思えるんだ」っていう感じのセリフがあって、そういうのにすがる気持ちってのはわからなくもないなあ、ああ、上手いなあって思いました。←ナマイキな!

だから、わからないなりにおもしろかったです。

人の心ってそういうとこあるよねーってセリフが一杯出てきたので。

いやー、去年あたりから芝居づいてますよ。

のーみそが活気づいていいですね。

財布が寂しくなっていきますが(笑)

今年もイロイロみたいなあ。見たい芝居は競争率高んですけれど。

※スロースターターでしたよ。ええ。某掲示板では局長スマンカッタ祭りが40話あたりから始まりましたから(笑)

マスコミってところから見ればデク・ドクあたりがよかったのでは。注目を受けたのは谷口ですが、谷口のときにはカトさん自体がまだよくわからない人だったでしょーから、注目を受けてその期待に期待通りもしくはそれ以上ってのはデク・ドクじゃないかなあ。←すいません、お茶の間ファンだったんで浅い見方ではありますがヲタじゃない目線での見方はそんな感じ

確かに「フツー!」ってのが最近ないですね。好きになってしまった相手が悪かったんでしょーか。いろいろセツナスかもしれませんが、どう転がって行きたいのかわからないおもしろさともどかしさを一緒にワクテカトキトキしましょーよ。←誘ってどうする(笑)